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地域コミュニティの状態を複数の面から捉える
本プロジェクトでは「地域の多面的幸福」を測定するための指標パッケージを考案しています。
この指標パッケージで重視しているのは測定の「多面性」であり、地域コミュニティの状態を複数の面から捉えようとするものです。
「日本の中でどこの地域が最も幸福か?」といった、単一指標から幸福度のランキングを行うのではなく、
自分の地域の強みはどこにあるかを考えたり、
自分の地域で大事な要素は何か、
あるいは努力目標とすべき点はどこにあるのかを分析したりするためのツールの開発を目指しています。
特徴
本プロジェクトが考案する「地域の幸福の多面的チェック」では、複数の要素の測定を行います。例えば、健康感や主観的な幸福感を測定すると同時に、地域の中の社会的なつながり、地域の開放性などを測定します。
複数の要素を測ることのメリット
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1. 要素と要素の関係を分析できる
主観的な幸福感を高めるのは地域内のどういう要素かを分析する
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2. 自地域の特徴を幅広く捉えることができる
妥当性の検証
本指標パッケージはアンケート方式です。地域住民などにアンケートを配布し、「現在のあなたの健康状態はいかがですか?」など簡単な項目に答えていただく形式です。測定に使用する項目の作成・選定にあたっては、社会心理学等の学術研究の成果をベースにすると同時に、客観的なデータと合わせて分析することで妥当性の検証を行っています。客観データの収集に関しては「調査と分析」の「くらしの環境調査」および「活動量・ネットワーク調査」をご参照ください。
デモ版地域の幸福の多面的チェック
地域の幸福を多面的に測定する指標案を提示しています。
地域の幸福に重要な要素として、
「幸せ・健康感」「地域内とのつながり」
「地域への貢献・他者への支援意識」「地域の開放性」
などの項目を設けています。
デモ版では回答者個人の得点として表示されますが、
実際には集落や地域などの町ごとでの調査と分析を行っています。
※デモ版では、実際の指標パッケージの一部の項目のみを用いています。
指標パッケージ
指標パッケージの使用をご検討の方は、下記の「お問い合わせ」リンクよりご相談ください。「幸せ」や「豊かさ」のあり方は国や地域によって違うと言われています。
それぞれの地域が自分達の「幸せ」のあり方を考える上で、
また、住民の「幸せ」が何かを考えて地域のビジョンを考えていく上で、
地域の特徴を多面的に捉えて分析していくことが重要だと考えています。